ITスクール、システム・インテグレーション、人材コンサルティング、Webマーケティングを中心に、セキュリティ・ソリューション、広告事業なども手掛ける株式会社エスアイイー(以下、SIE)。

この会社が、どんな「今」を、どんな「未来」を見据えているのか、社員という「目」を通じて紹介する。
今回の「目」は、ITソリューション事業部の西永憲平。
彼が考える「IT業界の魅力」、「SIEの魅力」について話を聞いた。

様々な職業を経験した上でのIT業界

高校卒業後、様々な職業を経験し、4回目の転職で初めてIT業界入り。
その後いったん家業を継ごうと父親の会社に戻ったものの、再びIT業界に戻ってきた西永。
これまでの職歴は以下の通りである。

業種 業務内容
2006~ 印刷 スーパー、ドラッグストアなど
小売店用のPOP、チラシ、店内パネル、販促物の製作など
2009~ 医療 医療機器の販売、修理、点検業務
2012~ 飲食 店舗運営
2013~ 製菓 結婚式の引き出物、デパート催事など、和菓子の営業
2014~ IT 株式会社エスアイイー
2018~ 医療 前出の医療機器関連会社
2019~ IT 株式会社エスアイイー

未知の世界=IT業界

--多岐に渡る職業に就いてきた西永が今所属しているのは、多くのエンジニアが在籍しているITソリューション事業部。まずは現在の職務がどのようなモノなのか、説明してもらった。

西永『通信キャリアの基地局に設置されている機器の構成図を、図面として作成するチームのマネージャーを担当しています。基地局の中にあるラックの構成図を作成し、機器同士がどのようにつながっているかを明確化します。配線表や、機器に必要なSFP情報を記載していくんですが、その構成図を元に現地の作業員の方々が工事を行っていくことになります。
簡単にいってしまうと工事をするための設計図を作成している部署になります。』

各通信キャリアが、続々と新しいサービスをスタートさせている現在ですが、今でも「基地局」は増えつづけているんでしょうか?

西永『 基地局自体を増やすのではなく、組み直したい部分や付け足したい部分など、手直しする業務が多くなってきました。「新設する」、というよりも「改修する」カンジです。

通常の作業としては、1/3が構成図などの制作作業。2/3はマネージメント作業になります。
朝はチームでの打ち合わせからスタート。まずはその日にどんな作業をするのかを確認し、各作業を誰に担当してもらうかを割り振る。その後は出来上がった構成図の確認作業だったり、自分が担当している部分の構成図を作る作業に入ります。
また、同じような作業をしている他のチームもあるので、チーム間での基本ルール確認や、すり合わせをして構成図を修正する、という業務もあります。』

インタビュー|西永 憲平  ITソリューション事業部

--2014年にSIEに入社するまで、「IT」とは無縁の生活を送ってきた西永。
パソコン自体も、幼い頃から身近にあったわけではなく、調べ物をする程度の知識しかなかったそう。そんな彼にとって、全くの未経験で飛び込んだIT業界は、どんな世界なのだろう?!

SIE入社まで、IT関連の知識も全くなかったそうですが、なぜIT業界に入ったのでしょう?
特にITエンジニアになりたい、ということもなかったということですか?

西永『それまでの仕事で、営業や、製造的なことをやってきたんですが、どの仕事も、自分にとって向いているのかは分からない時期が続いていました。そんな時に、たまたま人にSIEを紹介され、「これまでと違った業界だったので、自分に向いているのか探るために、とりあえずはじめてみた、という感覚。特にITエンジニアになりたかったわけでもありません。

はじめのうちは、全くの未経験者だったので当たり前ですが、とにかく分からない。というか、「分からない」こと自体も分からない状態。何を、どのように質問していいかも分からず、「何語をはなしているんだろう?」というカンジでした。』

そんな状態からスタートされましたが、すでに足掛け10年、IT業界にいらっしゃいます。
ここまで続けてこれた理由はなんでしょう?!

西永『SIEに入社して、最初に業務委託という形で入った現場で、周りの皆さんに、とても助けて頂いたのが大きかった。先輩メンバーに恵まれた現場だったんです。その先輩方も、未経験からスタートしている方が多かったので、「分からないことが分からない」という気持ちも分かってくれて、とても親切にサポートしていただきました。
年齢も経歴もみんな違ったんですが、チームとして同じ目標に向かってみんなが頑張っていた状態。IT業界歴もそろそろ長くなってきましたが、この時期は、自分にとってとても重要で、大切な時期だったと思います。1人ではとてもじゃないけど続けてこれなかった。

その後一度は医療機器の販売・修理をする父の会社に戻ったのですが、チームみんなで目標に向かう「一体感」、そしてそれを達成するという「充実感」がどうしても忘れられず、再びIT業界に戻ってきました。』

インタビュー|西永 憲平  ITソリューション事業部

努力が評価される仕事

--これまでの経歴の中でも、西永が一番長く就いているIT業界。
営業、製造などの仕事が、「自分に向いているのか、分からなかった」という言葉もあったが、果たしてIT業界、ITエンジニアは、「向いている」職業だったのだろうか?!

全くの未経験者として飛び込んだIT業界。何の知識もなくスタートしたITエンジニア。ここまでやってきて、今感じているコトは?

西永『 この仕事に自分が向いているのかは、未だに分かりません(笑)。
常に環境、情報がアップデートされる業界なので、それについていくためには、日々勉強することが大切です。私自身、学生時代から勉強することは本当に苦手でした。ただ、努力したことが結果に出やすい。今までいろいろな業種の仕事をしてきましたが、その部分が見えやすいのがIT業界だと思います。振り返ってみると、「成長しているな」、「できなかったことができるようになってきたな」、そんなこと分かりやすい。「成長」が自分の中で感じやすい職業だと思います。』

途中、およそ2年ほど他の業界で働き、またIT業界に戻ってこられましたが、そこで感じたことは、何かありますか?

西永『いろんな変化がありますが、その数年だけでもAIやIOTなど目覚ましい発展を遂げた分野もありました。たった数年でも離れて戻ってきた時には、不安もありました。やはり日々の学びは欠かせないなと、改めて思っています。』

通算10年ほどSIEに所属されていますが、SIEってどんな会社でしょう?

西永『業種的に、業務委託が多いんですが、自分自身の価値を上げていけば、その分どんどん仕事が増やせる会社だと思う。何度も言いますが、ITエンジニアにとって勉強は不可欠なモノ。その下地がしっかりすればするほど仕事は広がります。SIEが開発したエンジニア育成に特化したオンライン学習サービス「BOOKNS(ブックネス)」というシステムがあるんですが、そんなシステムを利用して勉強することもできる。自分の価値を高めることに魅力を感じるのであれば、そんな人にとってはとてもいい会社だと思います。
そして、勉強で得られる部分、現場での経験で得られる部分、それぞれあると思いますが、日々勉強したことが、現場で活かされた時に、その人の価値は上がる、そんなことを最近強く感じています。』

フリーランスではなく、会社員として、SIEでITエンジニアとしての仕事をする良さはなんでしょう?

西永『教育に力を入れているところ。入社して最初の研修が、とにかく内容が充実しています。
自分もそうでしたが、未経験の人が多く入ってくる分、そこはとても手厚い。だからこそ、未経験でも入社しやすいのかと・・・。よくある「見て覚えろ」ではなく、しっかりと勉強をする時間をとってくれる。やはりある一定の知識がないと、いきなり現場に放り込まれてもつらい仕事。その意味でも、初めの教育がしっかりしていると、現場での「はじめの一歩」も、スムーズに踏み出せると思います。』

最後に、このサイトを見ている方にメッセージをお願いします。

西永『SIEは、未経験の方こそ入って頂きたい会社です。
「教育」が充実しているので、ITエンジニアとしてのスタートラインに立ちやすくなります。IT業界に入るのであれば、ぜひおすすめしたい。もちろん自分の努力も必要にはなりますが、努力したものは、必ずその後で現れてくる。そこはしっかり評価してもらえる会社だと思います。諦めずに、日々続けて行くことが大切な業種ですが、続けて行くことに対してのサポートも充実している会社です。』